チャリティー映画会「一宮学園で映画を観よう!」は台風の影響を受けて当初予定の日程を変更し11月2日に開催しました。当日は日程の変更にもかかわらず多数のご来場をいただき、映画の鑑賞と一宮学園のこどもたちの状況に関するスピーチ、そして参加の皆様と語り合うフリートークなど有意義な時間を過ごすことができました。ご協力ありがとうございました。
映画は異色のドキュメンタリーでしたが登場した学生たちの真剣で前向きな活動の様子や生と死の見方を問われる緊張の場面が印象的というご感想が目立ちました。またフリートークでは和やかな雰囲気の中で昨今の子供たちをとりまく状況についてのご意見や一宮学園の内容、運営に関する質問など活発な話し合いで盛り上がりました。初めてこのイベントに参加した方から来年も是非来たいというコメントなどもいただけてスタッフ一同励みに思っています。
当日のアンケートで頂戴したご意見のおもなものを以下にご紹介します。
映画について
・屠殺の部分はわかっていても観られなかった。でも色々なことを考えさせられた。
・食べることを通じて生きていくことの意味を考えるよい映画と思います。
・「かわいそう」と思ったけど「食べる」ことはそういうことなんだなあと思った。
・いのちを食べて私たちは生きているということを再発見出来ました。息子ともいのちについて話をしてみようと思います。
・とても考えさせられる内容でした。
・もう一度原作の本を読みたいと思いました。
・映画はとても切り口の面白いものでしたが、対象者があまり小さい場合はフォローが必要かと思われました。来年は友人を誘って参加したいと考えています。
・映画を通して人の価値観の違いを改めて知った気がします。生きていく力を学べる映画だと思います。
・とても考えさせられる映画だった。次回も楽しみにしています。
・映画については私たちが普段している便利な暮らしがまるで作られている世界のように感じています。本当のこと現実のことも知ったうえで生活することが大切と思います。現実世界に慣れ過ぎて生きること愛することの大切さを見失わぬよう。
映画会の運営について
・初めて来たので駐車場の場所など詳しく案内してくださるとよかったです。外は晴れていますが室内は足元が寒く思いました。
・可能であるなら茂原市とか周りの地域でも上映会をやってこの団体のことを知ってもらってもいいのではと思いました。地域が違うと行政的に難しいかもしれませんが。
一宮学園とはじめのいっぽ後援会の活動について
・皆様の活動に頭が下がります。
・「いっぽの会」について知ることが出来、大変ありがたかったです。
・一宮在住者でも昔の病弱児時代が続いていると思っている人が多いようです。
・児童養護施設を出てからの彼ら彼女らの生活や就職やその後の悩みやフォローなどの必要について関係者とお話したのが今回上映会に来たきっかけです。一緒に考えたいし知りたいと思いました。
なお今回の映画会の開催にあたっては多くの団体、個人のご協賛を賜り、また当日ご来場の方々からも多大のご寄付をいただきました。ここに厚くお礼を申し上げます。
頂戴しましたご寄付は一宮学園を離れて自立に向かう子どもたちの生活の立ち上げの一助として布団のセットを贈ること、および歳末に食品や日用品を届ける「ふるさと宅配便」などに活用させていただく予定です。
ご協賛をいただいた方々は次のとおりです。(順不同 敬称略)
朝日プラント工業(株)、市川瑞恵、伊勢化学工業(株)、金澤輪業、(株)いしばし、(株)合同資源、(株)ジャンプライズ、(株)ハッピーヘルス、(株)まるへい、(株)諸岡設備工業久我和恵、ケイテック(株)、椎名厚、宍倉正胤、首藤隆治、鈴木良男、高師和美、竹内由紀子、町田歯科医院、山田京子、(有)エビスヤ、(有)サンオフィス、(有)トップ プランナー、(有)東金屋、和菓子司かねきち、若林勝治、NPO法人さくら、NPO法人にじと風福祉会、匿名5名